2023年10月24日
【規格】 リビルトクーラーコンデンサー製作
県内のお客様より・・・
クーラーコンデンサーの製作依頼です。
コチラが入庫したクーラーコンデンサーです。

純正品は「ビックリするほど高額!!」っとの事でして・・・ 当社にてリビルトクーラーコンデンサーを製作する事になりました。
リビルト品を製作しますので、赤マルの部品などは取り外して再利用します。

コチラは、採寸して製作した新品のコア×2です。

今回、お客様がタイプの異なる2つのコンデンサーを2つ同時に持ち込みましたので、2つ同時に製作して納品する予定です。
今回、リビルトを製作するにあたり、ちょっと問題がありまして・・・

コチラはお客様が持ち込まれた古いクーラーコンデンサーですが・・・

メーカーの規格違いで、コアの厚みを同じにする事が出来ませんでした。

社外コアメーカーの厚みは16mm。 純正コアの厚みは25mm。
その厚みの違いを補うために、コアの面積を大きくしました。
上に20mm、下に50mm 延長。

取り付けスペースを考慮して、可能な限りギリギリまで広げました。
因みに、お客さんのアイディアです。Nice!!
早速、再利用する部品を炙り取ります。

ユニオンは新品を使います。
いきなりですが、完成です。

最後にチッソで20キロの圧力を掛けて検査しました。

一発合格でした。
更に、もう一台を製作します。

コッチは16mmの厚みなので、何ら問題ないです。
赤マルの部品は全て外します。

アルミは溶けやすいので、取り外す時は細心の注意を払います。

ココが今回 一番の難所。

この部品を溶かさない様に炙り取って、更にこの部品を新品のコアに、この隙間からガス溶接(アルミロウ付け)します。
新品のコアです。

取り外した部品達です。

キレイにします。

いきなりですが、完成です。

ココは楽勝でしたが・・・

ココも楽勝でした。 ・・・もう慣れたみたいです。

ありがとうございました。
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南西ラジエーター工業でした。
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