与那原町の自動車整備工場様より・・・
インタークーラーの修理依頼です。
コチラが入庫したトラック用のインタークーラーです。
滲みだしたオイルで凄まじくギトギトです。
特に、この辺や・・・
この辺りの汚れが酷いです。
矢印の先の奥の方に亀裂がありまして、エアと共にオイルも滲みだす。
奥まったトコに亀裂がある為、修理は困難を極めます。
この様な亀裂が複数個所あります。
一応、新品の社外インタークーラーの在庫があるので、そちらを勧めてみました。
先ず、純正価格が¥280,000である事を伝えて衝撃を与えつつ、社外品の価格を伝えて安く思わせる作戦。
お客様、「買いま・・・ せん。」
社外品でも十数万はしますからねぇ。
「もう、そのまま使い続けて下さい・・・。」って訳にもいかないので、とりあえず修理する事になりました。
とりあえず外側からの修理はムリなので、インタークーラーを分解して内部からの修理を試みます。
当然、内部もオイルまみれでしたがキレイにオイルを除去しまして、矢印の細管をアルミで完全に塞ぎます。
これでエアが通らなくなったので、亀裂からエアが漏れる事は無くなりました。
画像がありませんが、反対側も塞いでます。
トラックのインタークーラーは上側と下側の細管に亀裂が生じやすいので、下側の細管も予防的に埋めておきました。
上が割れるなら下も絶対割れます。上の漏れは下が漏れる予兆です。
副作用として、細管4本分の冷却能力が失われます。
勿論、お客様には修理方法と修理後のリスクを伝え、ご理解頂いたうえで修理を行っております。
最後に漏れが無いか検査して納品しました。
当社は修理屋なので修理大歓迎です。
基本は修理、ダメなら新品。
ありがとうございました。
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南西ラジエーター工業でした。