浦添市の電装整備工場様より・・・
クーラーコンデンサーの製作依頼です。
コチラが入庫したクーラーコンデンサーです。
なんとなく漏れてるトコ判りますね。
古いトラック(コンドル)のクーラーコンデンサーです。
現在は、純正品も社外品も入手困難ですので、弊社にてリビルトコンデンサーを製作します。
リビルトなので、ユニオンなどの使える部品は再利用します。
勿論、アルミコア部分は再利用せずに新品を使用します。
この後、細管からパイプを炙り取ります。
再利用するので失敗はできません。
このパイプの外し方次第で、この後の作業にも影響がでますので、少しでもキレイに取り外すように心がけます。
コチラは、新たに製作した新品のコアになります。
この部分に、再利用するユニオンをアルミロウ付けしていきます。
ガスが通る細管の中は幾つかに仕切られてて、高い圧力にも耐える事ができます。
フィンが腐っても細管が異常に膨れる事はありません。
でも、フィンが腐れると熱交換できませんけど。
ラジエーターコアの細管はフィンが腐ると膨れます。 ・・・そして漏れます。
取り外したユニオン&ヘッダーパイプの溶接面をキレイにして・・・
新品コアの細管部分に差込みまして、赤マル部分をロウ付けします。
アルミロウ付けしました。
仕上がり次第では後々ガス漏れの原因になりますので、丁寧なロウ付けを心がけます。
もう一つのパイプもロウ付けしまして完成です。
今回はブラックに塗装しました。
勿論、チッソガスで20キロの圧力を掛けて漏れが無いか検査しました。
ごめんなさい・・・ 気の緩みでフィンを少し溶かしてしまいました。
・・・ですが、性能には何ら問題ありません。
基本、熱交換器は材質が薄いので、油断すると直ぐ溶けるんです。 言い訳ですけど・・・
ありがとうございました。
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南西ラジエーター工業でした。